位置度
理論上の正確な位置に対して、どれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
一般公差
図面の寸法に対してズレの許される径や長さの「上限・下限」の範囲を、等級によって定めたJISの規格。そのため図面には公差の指示は記載されないが、「精級(f)・中級(m)・粗級(c)・極粗級(v)」の指示が記載される。(無記載の場合は精級~中級であることが多い)
円周振れ
データム軸周りに部品を回転させたとき、指定された表面の任意の位置で指定された方向にどれだけ振れてもよいかを表す幾何公差。
円筒度
幾何学的に正しい円筒に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
幾何公差
設計意図を正しく伝えるために、図面に記載する形状・姿勢・位置などの幾何特性の誤差の許容値。
傾斜度
理論的に正確な角度を持つ幾何学的直線あるいは平面に対してどれだけずれてよいかを表す幾何公差。
公差
標準の重さ・大きさなどからこの程度はずれていても仕方がないとして、公式に許容されている限界。
真円度
幾何学的に正しい円に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
真直度
幾何学的に正しい直線に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
寸法公差
指定した寸法に対してどれだけのずれを許容するか、その上限と下限を示したもの。
全振れ
データム軸周りに部品を回転させたとき、指定された表面全体が指定された方向にどれだけ振れてよいかを表す幾何公差。
対称度
互いに対象であるべき形体の中心線や中心平面がどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
直角度
幾何学的に正しい直線に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
データム
幾何公差を指示するときに付与される基準となる線、面。
同軸度
データム形体に対して他の円形形状または円筒形状の中心がどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
はめあい
組み立てる穴(溝)と軸(突起)の寸法の差。
表面粗さ
加工品、成形品などの表面の粗さの状態。物理形状と実際の表面形状の差。Ra(算術平均粗さ、特別に指示がない場合、こちらで示される。)、Rz(十点平均高さ)、Ry(最大高さ)の種類がある。Ra値の4倍≒Rz値。
平行度
データム形体に平行な幾何学的直線または平面に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
平面度
幾何学的に正しい平面に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。
面粗度
「表面粗さ」と同義。
輪郭度
幾何学的に正しい輪郭線、輪郭面に対してどれだけのずれを許容するかを表す幾何公差。